「今日の晩飯は何カ?」
そう聞いたら新八は「今日はね〜・・・」と嬉しそうに答えた。
別にいつもの事だから気にする事もなかったんだけど・・・
それがなんだかすごく優しくて、
それがなんだかすごく暖かい感じがして、
私メガネは嫌いだけれど、
「・・・・・・・・新八ってマミーみたいだネ?」
と、つぶやいてしまっていた。
メガネとエプロンと日常
「・・・・・・・・・・・マ・・・マミーって、お母さんの事?」
新八はそう言って少し複雑な顔をした。
「そうヨ?マミーはお母さんのことヨ?お前それもわからないのカ?」
私がそう突っ込むと、新八は少し困ったように笑った。
「いや・・・それぐらいはわかっているけどね?・・・」
新八はそう言って少し大きめのため息一つ。
「どうしたアル?私何かおかしい事言ったカ?」
「いや・・・別にいいんだけどね?お母さんみたいな事やらされてるし・・・」
新八はそう言ってまた野菜を切り始めた。
トントントントン・・・・・心地よい音が台所で響く。
私の家でもマミーはいつもこんな音を出していたっけ・・・・・
そう思うとなんだか少しだけ寂しい気持ちになる。
「おい・・・今だけマミーって呼んでも・・・・・・・・・・・・・・」
そこまで言って、なんだか恥ずかしくなった。
(これじゃあまるで、お子様みたいネ・・・・・・)
自分でそう思いながら黙ってしまっていると、新八が少し驚いた顔をしていた。
でも・・・・・
「僕がお母さんなら・・・お父さんは銀さんになるの?」
そう小さくつぶやいて、新八は凄く優しく微笑んでくれた。
「!?」
「でも・・・・・・銀さんがお父さんってのはなんだか嫌かもね?」
新八はクスクスと楽しそうに話し続ける。
どうしよう・・・どうしよう・・・どうしよう・・・どうしよう・・・・・・・・・
・・・・・・・・凄く嬉しいかもしれない・・・・・・・
メガネのくせに・・・・・・・凄く、嬉しすぎるかもしれない・・・・・・・・・・・・
「銀ちゃんはおとうさんじゃないヨ?」
「それじゃあお父さんは誰になるの?」
「うーん・・・・・・!定春がいいヨv」
「さ・・・・・・・・・・定春かぁ・・・・・・・・・毛深いお父さんだね?」
「そうヨ!パピーは毛深いヨ!その方がなんだか強い感じがするネ♪」
「・・・・・・・・神楽ちゃんって毛深いのが好きなの?」
「だってパピーが言ってたよ!ぎゃらんどぅーは男の勲章って!」
「・・・・・・・・・・・・そ・・・・そうなんだ・・・・・・」
そんな事を話していたヨ。
買い物から帰ってきた銀ちゃんは「何してるの・・・?」とあきれていたけど。
でもなんだか楽しかったんだヨ!
少しだけ、寂しい気持ちがなくなった気がしたんだヨ!
少しだけ・・・メガネが好きになったかもしれないネ?
でもこれは新八には内緒だヨ?
だって、調子にのるとムカツクでショ?
メガネのくせに・・・・・・・・・・ネェ?
END
==============================================
すごいですね〜?銀魂4話目ですよ(笑)
今回はちょっとほのぼのな感じで、新神でしたv
この2人でラブラブは今の所考えられないみたいです。
だって新八はお通ちゃんLOVEですから?(笑)
でも神楽至上主義としては・・・・・書けるといいなぁ〜v
新神で可愛い感じのラブっぷりなやつを(爆)
TOP Novel