甘い甘いスィートな君
ふわふわふわふわ柔らかな君
暖かくて優しい優しい君の事
パクリと食べてしまいたい
甘くて、柔らかくて、暖かくて、優しくて・・・・・・・・・・・・・・・・君の全てを食べちゃいたいよ?
女の子ってお菓子でできてるってそんな話
賞味期限が来る前に
「ねえ銀ちゃん・・・・・・・私を食べる時は優しくしてね?」
そう言った私の目の前で、銀ちゃんと新八がお茶を吹き出した。・・・・・・・・・汚いアルヨ?
目はまん丸になって、凄くびっくりしたような様子で銀ちゃんは私を見ていた。
ゲホゲホとむせながら、噴出したお茶を丁寧に・・・なぜか顔を少し赤くしながら新八はテーブルを拭いていた。
「何してるネ?2人とも・・・・・・・?」
私が急にそんな態度になった2人を見ながらそう言うと、銀ちゃんがゴホンとわざとらしく咳払いなんかして私の肩に手を置いた。
「・・・・・・・・・・・・・・神楽?お前またしょーもないドラマ観たんだろ?」
その言葉に新八も困ったような顔をしている。・・・・・・・・顔はまだ赤い。
「・・・?ドラマ?最近はいいドラマなんかはいらないヨ?だからあんまり観てないネ?」
銀ちゃんが何を言いたいのかわからないけど、私はそう正直に言った。だって大好きだった【ラフレシアとハエ取り花】も終わってしまったネ?あれは面白か
ったんだけどね〜・・・。
「じゃ・・・・・・じゃあ?なんでさっきみたいなセリフが出てきたの?」
新八がそう言ってきた。だから私は・・・・・・・・・・・・・
「新八のおねさんが教えてくれたよ?新八はともかく、銀ちゃんには食べられる前にそう言っておきなさいネ?って・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・姉上・・・・・・」
「しかし・・・・・・・なんで俺が神楽を食べるなんてわかってるんだよ・・・・・お妙の奴は?」
「・・・って言うか、神楽ちゃんを食べるとか正直に言わないでください銀さん」
なんだかよくわからないけど、2人は少しだけ落ち着いた感じで私の話を聞いていた。
「でも・・・・・なんで神楽ちゃんも自分が食べられるって思ったの?銀さんが神楽ちゃんに手を出すほど女の人に飢えてるのはわからないでもないけどさ?
銀さんはたぶん普通にたぶん人間だから、人間を食べるなんて事は・・・・・たぶんしないと思うよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・おい、飢えてるって何だ飢えてるって?しかもたぶんが多すぎやしねーか?おい?」
「だって私はお菓子でできているって言ってたネ?女の子はみんなお菓子でできていて、とっても甘くて、柔らかくて、暖かくて、優しくて・・・・・・・だから銀ちゃ
んの大好物になるでしょ?って教えてくれたヨ!」
「なるほど!お妙もうまい事言うな?」
「いや、妙に納得しないでくださいよ?」
「・・・・・・・それが何かおかしいか?」
私がそう聞くと、新八はまた困ったように笑って「おかしくはないんだけどね?」と言葉を濁す。
「確かに女の子は可愛いから、お菓子でできているって言うのは聞くけど・・・・・・・・・でも、姉上が言っている<食べる>の意味と神楽ちゃんが言っている<食べ
る>の意味は違うと思うよ?」
「そうなのカ?」
「だから、あんまり簡単に<私を食べる時は〜・・・>とかって言わない方がいいんじゃないかな?・・・・・・・・・・・特に銀さんにはね?」
「・・・・・・・・・・・・・・おいなんでそこで俺を限定にする?」
「ふーん・・・・・・・・・よくわからないけど、気をつければ言いのアルネ?それじゃあ・・・・・・・・・・・・あの花見の時の連中になら・・・・・・・・・・・・・」
「絶対駄目だっ!」
「絶対駄目ですっ!」
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「・・・・・・・・・・・・・なぁ神楽?お前本当に俺に食べられたいわけ?」
もう外の方も薄暗くなってきていて、新八は晩飯の買い物に。
私と銀ちゃんは野菜の下準備を頼まれたからいやいやにやっている時だった。
銀ちゃんが野菜を切りながらそう言ってきた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん・・・・・でも新八は駄目だって言ってたヨ?」
私が手を休めてそう言うと、銀ちゃんは「ほらさぼんじゃねーよ・・・」とか言いながら少しだけ考え込んでいた。
「確かに・・・・・・・・お前じゃまだ早いだろーな・・・・・・・」
なんだかそういう言い方が、子ども扱いしているようで・・・・・・・・・少しだけムッとした。
「別に早くなんかないネ?だってお姉さん、女の子がお菓子でいるのは短いからね〜?って言ってたヨ!だから別に早くないヨ?」
私が少しだけむきになってそう言うと、銀ちゃんはニマッと笑って見せた。・・・・・・・・・・・・・・なんだかやな笑いだったけど。
「でもな〜神楽?食べられる時って・・・・・・・・・・・・・・結構痛いらしいぞ?」
「痛いってどれくらいネ?私痛みなら平気ヨ!全然怖くないネ?」
「確か・・・・・・・・・・・・・・・鼻の穴にスイカを入れるくらい痛いとか聞いたな・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たぶん大丈夫ヨ・・・・・・」
「しかもだ?血が出る奴もいるらしいぞ?中には血が出ないで終わる奴もいるみたいだがな?」
「!それなら私大丈夫ヨ!血が出てもすぐに治るのが夜兎(ヤト)の自慢ネ♪血が出ても屁だよ屁!」
「うーん・・・でもまぁ、痛いのは初めだけで、後はなれりゃーだんだんと気持ちよくなってくるからそこら辺は楽なのかもしれんな?」
「食べられるのに気持ちいいカ?!しかも慣れるって食べられてもまた生きたりするのか?!・・・・・・・・・・・うーん・・・なんだか不思議な話ネ?」
「って言ってもだ、お前を食べる相手が新八とかなら・・・・・・・・・あんま気持ち良くもねーのかもなぁ〜?」
「新八は気持ち良くないカ?何で新八は気持ちよくならないね?それじゃー誰が気持ちいいあるカ?」
「そりゃーお前長年の経験とテクニックってやつの違いだろ?そんな大事な事をマスターしていると言えば・・・俺に決まってるじゃねーか?」
「銀ちゃんなら気持ちいいのカ?それじゃあやっぱり銀ちゃんに食べられた方が私もいいって事ネ?」
「そりゃーもうお前?俺だったら気持ち良くしてやるどころか、俺も気持ちよくしてもらえるように教えてもやれるってもんよ?」
「そうなのカ!?銀ちゃんは食べ方まで教えてくれるのあるカ?・・・・・・・・ただのジャ●プ好きな親父じゃなったね?」
「そうだよ〜?俺はお前の知らないいろんな事知っているんだからね?・・・・・・・・・・・・・よし!じゃあさっそく今日食べてやろうか?どうする神楽?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん・・・・・・それじゃあ銀ちゃんになら食べられてもいいアルヨ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、あんたは畜生ですか?」
私が銀ちゃんにそう返事をしたと同時に聞こえたのは新八の声。
私も気づかないうちに背後でなんとも言えない怒りの様子で立っていた。
「あっ!食べるのがへたくそな男ね!」
私が振り向いてそう叫ぶと、新八はがっくりとひざをついた。でもすぐに立ち上がり、私の前に座り込んで銀ちゃんのほっぺをぐりぐりと指で突きまくる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何考えてるんですか何を?」
「い・・・・いや・・・・・・・・ほら?神楽があんまりにも俺に食べられたいって言うもんだから・・・・・・ねえ?」
「ほー・・・・・・僕にはあきらかに銀さんが神楽ちゃんを食べたくて仕方がないっていう風に感じたんですけど?」
「いや・・・それはあれだ?日本語って言うのは難しいものだから・・・・・・ね?」
「あんたいっぺん病院行って頭見てもらった方がいいと思いますよ?」
なんだかそんな事を2人でこそこそ話しているから、私は全然面白くなかったよ?
でも取りあえずわかったのは、銀ちゃんが私を食べてくれるって事ネ!
甘い甘いスィートな君
ふわふわふわふわ柔らかな君
暖かくて優しい優しい君の事
パクリと食べてしまいたい
甘くて、柔らかくて、暖かくて、優しくて・・・・・・・・・・・・・・・・君の全てを食べちゃいたいよ?
女の子ってお菓子でできてるってそんな話。
「神楽ちゃん?今日は僕の家に泊まりにおいでね?ここにいたら銀さんに食べられちゃうかもしれないから?」
そう言った新八の後ろでは、銀ちゃんが情けない顔で落ち込んでいたヨ?
やっぱりまだ食べられるのは早かったみたいだネ?
END
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やったー!!!銀魂5話目だよ(笑)
今回は神楽ちゃん総受趣向で頑張りましたvやっぱり神楽ちゃんが愛されるのを書くのって楽しいですわv
このネタ考えついたの会社です(爆)しかもめちゃくちゃ忙しい時に(おい)
仕事中に何考えてるんだって話ですね?まぁいつもの事だから仕方ないんですが・・・(っていつもかよ!)
で、今回はネタ的に少しアレですね?でもこんな助平な話書くの楽しいんですよ?いや本性を丸出しで書けるからね?
これだったら【裏】でも書けるな〜・・・・・・・・・と思ったんで、この話の続き【裏】作ってしまいました(おい)
TOPにあるDangerに置いてあります。