初めはただのお子様。








しばらくすると複雑な環境で育ったらしい少女。







もうしばらくすると発展途上中の女。







でも今は・・・・・・・・?






















父親と名乗る奴がでてきて、あいつを連れて帰ると言った。







俺としては「あぁ・・・帰るのか・・・」「確かに親と一緒の方が・・・」くらいにしか思わなかったから、あいつの目が
俺を真っ直ぐに見つめている理由なんてさっぱりだった。















ホントウニ・・・・・・?














「銀ちゃんっ・・・・・・!!!」







そう叫んだあいつに、「元気でな?」そんなような言葉しか声を掛けれなかったのはあいつが悲しまないようにだ。

あんな大飯食らいで、尋常じゃない力を持った奴だけど・・・・・・・やっぱりまだガキだから、泣き出すんじゃないかと思った
から単純で簡単な言葉。・・・・・と思ったら、案の定泣いていた。


まぁ、泣かれても困るだけなんだけどな?















ホントウニ・・・・・・?















「ひどいですよ!神楽ちゃんは・・・」

新八の奴がなんだかんだと言ったが、俺には関係のない事だから。

俺には何もいう資格なんてないし、あいつの親父が言ったとおり[覚悟][責任]なんて面倒な事もしたくない
し、俺はあいつが幸せになるならって思ったから・・・・・。


これも仕方のない事だって決めたんだ。















ホントウニ・・・・・・?















「本当だよっ!俺は本当にそう思ったさっ!!!」















誰に言うでもないその叫びは俺の中でしつこく響いた。















それなのに?















そう決めたはずなのに?















見覚えのある桃色の髪がTVの画面に映し出された時・・・・・・自然と体が動いていた。















そして無意識にあいつの元へ。















かすかに聞こえたあいつの声が、力なく伸ばされた腕が・・・・・嫌な記憶を思い出させて、















「神楽ぁーーーーーーーーーっ!!!!!!!」






























あいつの気持ちがわからなかったなんて嘘だ・・・・・





泣かれても困るなんて嘘だ・・・・・





仕方のない事なんて決めたなんて嘘だ・・・・・





俺もお前と同じ気持ちだったし、泣かれて正直嬉しかったし、仕方ないだなんて・・・・・納得していない。






























あいつの親父もめちゃくちゃで、やっぱり親子なんだなぁ〜なんて思ったけどもな?





「神楽は俺がっ!!!」






























初めはただのお子様。








しばらくすると複雑な環境で育ったらしい少女。








もうしばらくすると発展途上中の女。








でも今は・・・・・・・・?




















守りたい人。




END


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ある程度WJを思い出しつつ書いたんですが・・・私も立ち読みしていただけの人間なんで違う個所多数(遠い目)
おもいっきり萌えたWJだったんで「ネタばれ御免っ!」って感じで書かせて頂きました( ̄▽ ̄;)
【守りたい人】のお題に添えているかは微妙ですが(だめじゃん)喜んでもらえればこれ幸いV




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