銀ちゃんに「どうして銀ちゃんはおっさんなの?」って聞いたら、おもいっきり殴られた。
「お前ね?何でそういう・・・・・人が傷つく事言うかな?」
「・・・・・・・・銀ちゃん傷ついたのカ?」
私が不思議そうに言うと、銀ちゃんはさめざめと泣く真似をして大きくうなずいた。
「・・・・・・・・・・・・・・そうカ・・・でも本当の事だロ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・いや、確かにそうだけど・・・」
銀ちゃんは「はぁ〜」と疲れたようにため息をついて、「しかし何でいきなり?」と聞いてきた。
「・・・・・・・・・・・・・・・だって銀ちゃんと私、年が離れすぎているネ・・・・・」
私が思った事をそのまま言ったら、銀ちゃんは「そりゃ・・・まあ?」と首をかしげた。
「・・・・・・・・・・・それがなんだか嫌だったんだヨ・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで?」
銀ちゃんはそう言って、私のそばに腰を下ろす。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだか遠く感じたんだヨ・・・・・」
小さな声で私が言うと、銀ちゃんは「ふむ・・・」と考える真似をして・・・・・・・・ぎゅっと私を抱きしめてくれた。
「・・・・・・・もしだぞ?」
「・・・・・・・・・・・・・・?」
「もし仮に、お前が俺と同じ年で・・・もしくは俺がお前と同じ年だったらな?」
「・・・・・・・・・・・・・・?」
「たぶん・・・・・・・・・・・・こうやって会っていなかったかもしれんだろ?」
「・・・・・・・・・・・なんで?」
銀ちゃんにぎゅっとされたままで私が答えると、銀ちゃんはぐりぐりとうざい天パを私に押し付けながらぼそりとつぶやいた。
「・・・・・・・・・・・・・・俺がこの年で、お前がその年だから・・・・・・・・・・・・・・会う運命だったって事」
「・・・・・・・・・・・・・・・・何かっこつけてんだよ銀ちゃん?」
「・・・・・・・かっこつけてたか?」
「うん・・・なんか寒くなるくらいかっこつけてたネ?」
「・・・・・・・・・そうか・・・・・んじゃ今度から気をつけるとしよう・・・」
銀ちゃんが照れたように笑って、私は嬉しそうに笑った。
「・・・・・・・・・・・・・・うん・・・でも、そういう事なら今のままでいいヨ・・・・・うん!」
「・・・・・・だろ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ねえ銀ちゃん?」
「・・・・・・・・・・・・ん?」
「・・・・・・・・・・・・・・年下の女ってどうよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嫌いではない・・・・・・・・・ぞ?」
END
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【年の差】
なんだか妙に銀ちゃんと神楽がラブっているのが書きたくなったんですよ(汗)
だから、銀ちゃんが妙に優しいとか!妙に素直だ!っていうのは許したってください( ̄▽ ̄;)